台湾からの来客

先日、1通のメールが届きました。
文字化けしたものでいたずらメールかと思いましたが、
所々に私たちの活動に協力いただいている方のお名前が出てくるではありませんか。
これは単なるいたずらメールではないだろうと市役所や気になる所へ問合せをしてとりあえず日本語でメールいただけますかと返信をしたところ、再度メールが届きました。
それは台湾からのメールでした。
30歳代以下の青年が作るボランティア団体からで私たち一粒の会の活動、そして八幡堀を守る会の活動のお話を聞きたいとのことで日本へ行きますから是非お話をしてくださいとのことでした。
それから数度メール交換して近江八幡に来ていただくこととなりました。
  

近江八幡の歴史と街の背景からヴォーリズまでの話を聴かれています。

最初は言葉も通じずどうしようかと思いましたが、
日本に暮らす方を通訳として招いてこられ、一緒にお話しすることが出来ました。
台湾の青年らは非常に熱心に話を聴かれ、メモを一生懸命取っておられました。
台湾に残る古い建物や文化財をどのようにうまく残していくのかを研究され、またそれを守る防災についても考えられているようです。
このお話を聴いて、若干ですが日本とは違うように感じました。
日本では、建物、文化財の保存や再生について考える際、防災については若干分けて考えられ、台湾の青年たちがやっているような深くまで追求した防災計画はあまりなされてないような感じをうけました(私感)。
こういった交流をすることで勉強させられることはたくさんあることに改めて気づかされます。
  
ヴォーリズ建築のリストの中には台湾にも作品があるように記載されています。現存するかは定かでありません。しかし青年たちにそのことを話すと是非今後も交流して探っていきましょう。協力しますといっていただきました。今後も交流を深められれば幸いです。
  

▲今回来幡のリーダー余国信さん。水郷めぐりで舟漕ぎ体験されてます。 
  
そして勉強後は近江八幡の街を楽しまれ、幸せそうにお帰りになられました。