町なみに装うひいなのほほえみ


近江八幡市旧市街で毎年開催されるひな人形の展示です。
旧八幡郵便局でも、レトロ前田さんのご協力で春らしいお雛様が飾られています♪

3月1日からのアールブリュット展に向けても準備が進められており、現在、一階ホールは、工事現場です!
ご見学に来ていただける方は、3月からのほうが安全かもしれません。

さまざまな方が出入りされることにより、昨年あたりから旧八幡郵便局内にもカギがあちこちに付き、ダイアルのナンバーを覚えるのもひと苦労な私です。(笑)
カギ・・・といえば、いつも思い出すエピソードがあります。
若い頃「沈黙の艦隊」という漫画に一時、かなりはまって読んでいたのですが、そのなかで、アメリカ大統領が自分の息子と会話する場面があります。ストーリーは割愛しますが、こんな場面です。
「留守にする時、西洋ではドアにカギをかけるが、東洋ではカギをしない。戸に紙が貼られているだけだ。簡単に破れるが、破ろうとする者は、その心に問いかけられる。「あなたはそれでいいのですか?」と。」
もちろん、カギが紙でよかった時代は古きよき日本のことであって、今のように知らない顔だらけの町の中ではありえないということは、じゅうぶん理解してはいます。が、ヴォーリズさんのあたたかい空気の流れるこの空間でさえ、カギでがんじがらめにしなければならないことに、ちょっとだけ寂しさを感じる私でした。

今日は雪ではなく雨です。少しずつあたたかくなってきた近江八幡です♪
(事務局HY)