7/5八幡中学校のみなさん来館

7月5日猛暑のなか14時より、地元八幡中学校の生徒さんと先生200名あまりが旧八幡郵便局を見学されました。
『「旧八幡」の市街を散策し「ふるさとの良さ」を自分の目と耳で確かめ、考える』というテーマです。

石井和浩さんも八幡中学校の卒業生で、石井さんを通じて数年前より八幡中学校の旧郵便局見学がはじまったそうです。


「二階からの風をとくに感じてもらいたい」と担当の先生が事前におっしゃっていました。先生も、ヴォーリズ建築の良さに気づかれた一人です。生徒のみんなにも何かを感じてかえってもらいたいと熱く繰り返しおっしゃっていました。

そこで、開けられる窓はすべて開けました。二階からは八幡山ロープウエー、八幡瓦の屋根が見え、私も好きな場所です。暑い中にも、さわやかな風が吹いてきました。


子どもたちも先生も、汗だくで・・・旧郵便局のなかは、ひんやりしていたので、少しは涼んでもらえたかな。


ヴォーリズ建築にしても、町家にしても、人によっては「ただのボロイ建物」と取る人もいます。
私は、古い家は「おじいちゃんのしわ」のようだと思うときがあります。
新築の家は、赤ちゃん。誰が見ても無垢で、綺麗です。もちろんそれは美しい。「新しい」という値打ちです。
しかし古い家には、おじいちゃんのしわもように、経験に裏打ちされた渋さや重みや、歴史があり、味わい深さがある、と思うのです。「古い」という値打ちもある、と感じるのです。
もうすぐ100歳の旧八幡郵便局にも、毎日たくさんの方が来て下さいます。
ぜひ、ヴォーリズさんの優しさと、古い建物のもつ味わいを、感じて帰ってくださいね。
(事務局HY)